【メモ】日本国債の利回り急騰・価格急落の事例

戦後日本において、比較的急速に国債価格が下落した事例の概要。

  • ロクイチ国債暴落: クーポン6.1%の国債「ロクイチ国債」(当時は史上最低水準の金利だった)が1979年4月からの金融引き締めで暴落、金融機関が巨額の損失を負った。
    長期金利は1979年3月の6.8%台から11月に8.8%台に。
     
  • タテホ・ショック: 1987年9月のタテホ化学工業の国債先物取引での損失に端を発し国債が暴落
    長期金利は1987年5月の3%台から9月に6%台に。
     
  • 資金運用部ショック: 1998年12月、大蔵省資金運用部が財政投融資制度改革の一環で国債買い入れの停止を発表したことに端を発し金利が急上昇。
    長期金利は1998年11月の0.8%台から翌2月に2.4%台に。
     
  • VaRショック: 2003年6月、長期金利が市場最低水準にある中、一部投資家が国債投資を控えたことが売りを呼び、金利が急騰。
    長期金利は2003年6月の当時の史上最低値0.4%台から9月に1.6%台に。