【書評】ハーバード・ビジネス・レビューBEST10論文
ハーバード・ビジネス・スクールの機関紙Harvard Business Review(HBR)に掲載された論文から、時代を超えて支持されてきた論文を集めたもの。
ハーバードだけでなく、広く世界から寄せられた論文が並ぶ。
経営学をかじったことのある人なら、どれも読んだことのあるものばかりだ。
- “イノベーションのジレンマ”への挑戦(クレイトン・M.クリステンセン)
- ブルー・オーシャン戦略(W.チャン・キム)
- 自己探求の時代(ピーター・F.ドラッカー)
- マネジャーの仕事(ヘンリー・ミンツバーグ)
- バランス・スコアカードの導入インパクト(ロバート・S.キャプラン)
- イノベーションの罠(ロザベス・モス・カンター)
- 企業変革の落とし穴(ジョン・P.コッター)
- マーケティング近視眼(セオドア・レビット)
- 戦略の本質(マイケル・E.ポーター)
- コア・コンピタンス経営(C.K.プラハラッド)
ビジネス・スクール機関紙の中で、HBRの質の高さはトップ・レベルだ。
それだけなら一流校だから当たり前。
HBRのすばらしさはリーダブルな内容にある。
質のよい論文だが、肩がこらずに読み込める。
この本はまさにそれを具現した一冊となっている。
何らかの組織・集団の運営に関与している人なら、読みやすい本なので一読の価値ありだ。