【データ】国別経済データ(2024年10月)
昨年2024年10月に発表されたIMFの世界経済見通しから注目指標(続き)。
財政収支
通貨の信認に影響を与えうる財政状況はどうか。
財政収支(%GDP)
パンデミック時の悪化からは改善が見込まれるが、財政再建へ向かうとは予想されていない。
特に米国の財政赤字は高止まりが予想されている。
米国債の需給は決して楽観できない。
政府純債務
日本の独壇場、政府の借金はどうか。
政府純債務(%GDP)
嬉しいことではないが、米国がゆっくりと近づいている。
長い目で見て米国は魅力的な投資先であり続けられるだろうか。
実質GDP成長率
最後に、上述のネガティブな面を跳ね返してくれるかもしれないデータだ。
実質GDP成長率(%)
財政が悪化しても米国が輝いているのは、やはり成長のエンジンを有していること。
米国例外主義の根拠となっている。
少々出来すぎのようにも思えるが、心配されながらこれまでも米国は出来すぎを続けている。