ボルカー・ショック, Volcker Shock

1979年FRB議長に就いたPaul Volckerが行った金融引き締め政策。
長く続いた高いインフレを抑え込んだ一方、経済成長を押し下げ失業率を高めたほか、資産価格を下落させた。

ボルカー議長は1979年にカーター大統領により任命され、1983年にレーガン大統領により再任された。
ボルカー体制の下、FRBはFF金利を1979年平均の11.2%から1981年に20%にまで引き上げた。
この引き締めによりインフレが抑え込まれた一方、経済成長が押し下げられ、失業率は2桁となった。

1982年に金融政策が緩和されると経済は回復し、経済成長・雇用が回復した。