エリオット波動, elliott wave
1930年代、Ralph Nelson Elliottによって唱えられた株式テクニカル分析における株価の波動パターン。
株価はトレンドの中で5波と3波で変動するとするもの。
市場を支配しているトレンドにおいては、1、3、5波がmotive wavesと呼ばれ、それらがさらに5波に分かれる。
2、4波はcorrective wavesと呼ばれ、それらがさらに3波に分かれる。
つまり、市場を支配するトレンドが
・上昇であれば、上昇5波・下降3波
・下降であれば、下降5波・上昇3波
となる。
米国の株式市場で唱えられた説であり、米国株式市場が長期的に上昇トレンドであったことから、実際的には上昇5波・下降3波ととらえられている。
このような波動が入れ子のようになっており、
- Grand supercycle: 複数の世紀
- Supercycle: 数十年(およそ40-70年)
- Cycle: 1-数年
- Primary: 2か月-数年
- Intermediate: 数週間-数か月
- Minor: 数週間
- Minute: 数日
- Minuette: 数時間
- Subminuette: 数分
という周期の波動に分類される。