モータの制御には、インバータやサーボが用いられる。
モータの入力電流の制御には、以下のようなものがある。
パルス幅変調, PWM, pulse width modulation
スイッチングによる電圧制御で、下記のデューティー比により電圧をコントロールする。
DCモータの制御によく利用される。
スイッチングの周期をスイッチング周期といい、そのうちのオン時間の割合をデューティー比と呼ぶ。
パルス電圧振幅波形制御, PAM, pulse amplitude modulation
スイッチングによる電圧制御で、スイッチング電圧を変化させることで電圧をコントロールする。
PWMでは低電圧で電流が不安定になるが、PAMでは安定する。
PWMより回路が複雑で、コストが高くなる。
VVVF方式, variable voltage variable freuquency
インバータ制御の一つで、電源電圧を変えるとともに、周波数も変える方式。
インダクションモータを低速から高速まで制御できるため、鉄道車両などに使われている。
ベクトル制御
ベクトル演算によってインバータの出力電流(モータの入力電流)を励磁電流成分とトルク電流成分に分離して、負荷に応じた電流を送る制御方式。
低速でも安定したトルクを得ることができる。
(参照)フィードバック制御