ロータに、コア(鉄心)を使わないモータ。

コアは、巻線のボビンであるとともに、磁力の通路になっている。
しかし、コアが入っていると重いほか、渦電流が発生するなどの弊害がある。
そこで、巻線(コイル)だけをカップ状にしてロータに取り付けることで、この弊害を防ぐことができる。

小型モータの場合の代表的な出力効率は

  • 鉄心型: 80%
  • コアレス: 95%

と、コアレスモータの方が格段に優れる。

メリット ・慣性モーメントが小さく、動作が機敏
・インダクタンスが低く、整流時の火花が少ない
 (金属ブラシが利用でき、接点の抵抗が少ない)
デメリット ・強い磁石が必要なため、高価
・コイルの製造コストが高くなることもある